【ジェイソン・ドーリング出演回】コールドケース シーズン1 第22話「プラン(The Plan)」のネタバレ感想&挿入歌紹介

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コールドケース迷宮事件簿
シーズン1 第22話「プラン(The Plan)」
米国放送日:2004年5月2日
監督:アニエスカ・ホランド

今回の監督はアニエスカ・ホランド。ポーランド出身で、コールドケースでは第11話「オフィーリア」、第103話「掲示板」、第123話「暗証番号」でも監督を務めています。
ハウス・オブ・カード 野望の階段」では演出を務め、エミー賞にノミネート。

目次

簡単なあらすじ

国営の更生寄宿舎であるウィルクス少年兵学校の便せんに書かれたプランが殺人課に届く。
その紙には

プラン

1:無視
2:ご褒美
3:秘密
4:テスト
5:エスカレート
6:破壊

と書いてあった。
何のために、誰が殺人課に送ってきたのか、リリーは捜査に動き出す。

今回の事件

1999年5月15日

ウィルクス少年兵学校のプールでナッシュ・キャバナー中尉が溺死する。
当時は事故死として扱われていた。

当時関わっていた人物たち(※ネタバレ含みます)

ネタバレになるのでご注意ください。

ジェイムズ・クレイトン

第一発見者の当直士官。現在は軍曹。

大佐

被害者のナッシュの仕事ぶりを褒めている。

ジェリー・キャッシャー

二等兵の問題児。ナッシュが教官だった。

R.J・ホールデン

二等兵で夜尿症だった。ナッシュの水泳の授業を受けていた。

ドミニク・ラサール

ナッシュの水泳の授業を受けていた。

犯人&犯行

がっつりネタバレになります!!!

性的虐待を受けていたジェリー、R.J、ドミニクがキャバナーに復讐を開始する。
プラン通りに事を運び、最後は酔っぱらったキャバナーをプールに沈めるが、そこで人の気配に気づいた三人は逃げ出す。

そこに駆け付けたのは当直士官だったクレイトン。
実はクレイトンもキャバナーの教え子で、性的虐待を受けていた。
助けを求めるキャバナーを無視し、クレイトンは追い打ちをかけるようにキャバナーを沈ませ殺害。
その後、プールサイドでドミニクが落としたプランを見つける。

第22話「プラン(The Plan)」のネタバレ感想

録画ミスの女王

感想にはネタバレがありますのでご注意ください。

男子への性的虐待

今回のコールドケースは胸糞が悪すぎて、またまた頭が痛くなってしまいました・・・。

録画ミスの女王

個人的にここまでで、頭が痛くなったのは「蝶々」とこの「プラン」久々に胸糞エピソード・・・。

寄宿兵学校のため、現場には男しかいない環境。
ここで教官であるナッシュは少年に性的虐待をするように・・。
しかもちゃんとプラン通りに進めてるあたりがもう、、
最近日本でも悲しいことに話題になってしまった「グルーミング」込みな感じ(しかし3人とも見事に病んでしまってる)
今回の被害者である男の子たちは13歳前後でしたね。ちょうど思春期に入るころに悪魔みたいな教官に目をつけられてしまってる。
この学校は元々不良少年である息子に困った親たちが送り込む学校なようなので、自己肯定感も低く、愛されていない子たちばかり。
そこに付け込んで性的虐待をするナッシュは本当にクズだし、リリーたちが捜査を辞めたくなる気持ちもわかります。

録画ミスの女王

日本版「コールドケース~真実の扉~」では、シーズン1第5話で描かれていて、兵学校ではなく、全寮制のエリート高校が舞台なようです。

今回の演出

今回、本当の被害者であり、容疑者でもあったドミニクが取り調べ後に自殺を図ります。
それも刑事たちが銃を預けるロッカーから銃を盗み出して自殺を図るという展開。。
今回のエプソードでは冒頭からスコッティがイライラしながら銃を預けてたり、
リリーが銃を預けるシーンがやたらあるなと思ったら、そういう伏線だったのか・・・。
と悲しくもなり、鳥肌物だったなと。

そして今回の事件の舞台である兵学校。
出てきた奴らが被害者を始め、男子生徒たちを性的な目で見てしまう大人たち・・・。
絶望を感じてしまうクレイトンの秘密でしたが、そんな絶望の中でも大佐だけはちゃんとした軍人でだったのが唯一の救いでしたね。
大佐はナッシュの仕事ぶりはちゃんと褒めていました。仕事ぶりはちゃんと評価しています。
しかしナッシュの本性がわかってくると、警察の取り調べにも協力的で、資料を提供したり、ドミニクの取り調べにも保護者として付き添ってくれてました。

録画ミスの女王

大佐~(涙)

そしてラストシーンでは水泳の教官が女性に代わっていたことも泣けるポイント。
ちゃんと改善できる大佐だということです。
素晴らしすぎます。

スコッティのプライベート

前々回で刑事たちの飲み会に参加したエリッサ。
前回の「列車」でも飲み会に参加できて喜んでいたと報告されていたのに、
今回はエリッサが行方不明に・・・。
調子がいいと逆に心配になるというスコッティの直感が当たってしまいました。。

エリッサは幻覚を見るタイプの精神病のようですが、躁鬱の気もあるのでしょうか。。
登場の時からハイな感じだったけど、今回はまた大男の幻覚を見て鬱状態という感じでしたね。

スコッティとエリッサの初めて出会った話も今回は披露され、、10代の頃からの付き合いだったようです。
そのためスコッティも思い入れが強いんだろうな(泣)

ゲスト出演者

ドミニク・ラサール役 : ジェイソン・ドーリング

今回、殺人容疑がかけられた少年、ドミニクを演じたのはジェイソン・ドーリング
1982年3月30日アメリカ合衆国オハイオ州出身。

ジェイソン・ドーリングと言ったら、やはり「ヴェロニカ・マーズ」のローガン役でしょう!

「ヴェロニカ・マーズ」は2004年放送ですので、その数か月前にこの「プラン」へ出演しています。
「ヴェロニカ・マーズ」の後は「iゾンビ」に出演。

他に「ロズウェル~星の恋人たち~」や「スーパーナチュラル」にゲスト出演している。

1999年

今回事件が起きたのは1999年。
第18話「カクテル(Resolutions)」と同じ年代でした。

日本ではアイボやファービーなどが人気で、ダンス・ダンス・レボリューションなどが大流行した年です。
おかあさんといっしょの「だんご3兄弟」も大ヒットした年でもありました。

1999年に公開された映画

ファイトクラブ



「サウスパーク 無修正映画版」



アカデミー賞受賞作品「アメリカンビューティー

挿入歌

オープニングのプールのシーン

Bush – Machinehead


ジェリーがナッシュにもう一度チャンスをくださいと頼むシーン

トラヴィス – Writing to Reach You


ナッシュがジェリーにビールをあげるシーン

Dave Matthews Band– Don’t Drink the Water


R.Jが体を触られたとクレイトンに告白するシーン

リンプ・ビズキットDrown


ナッシュとR.Jがロッカールームにいるシーン

PEG Long Way Down

ジェリーがポルノ雑誌を他の子たちに見せるシーン

Staind – Outside


ジェリー、R.J、ドミニクがナッシュを殺そうとするシーン

Papa Roach – Last Resort


プランを失くしたシーン

CursiveA Gentleman Caller


ラストシーン使用曲

エイミー・マンWise Up

今回のラストシーンの曲はエイミー・マンの「Wise Up
元々は1996年に公開された映画「ザ・エージェント」のサントラに収録されていました。
(トム・クルーズの役名が偶然にも同じジェリーという名前・・)

しかしこの曲が有名になったのは1999年公開の映画「マグノリア」の挿入歌として。

「マグノリア」はエイミー・マンの楽曲を基にして作られた映画。
ちなみに映画のエンディング曲である「Save Me」はグラミー賞、アカデミー賞それぞれにノミネートされています。

録画ミスの女王

ちなみに「Save Me」はシーズン3第7話「殺人予告」のラストシーンで使用されています。

コールドケースに使用されたエンディング曲をまとめたプレイリストをAmazon Musicに作りました。

今回の一言

録画ミスの女王

アメリカは男の子でも普通に性虐待を結び付けれるのが悲しいけど、頼もしくもある(捜査的な意味で)
日本では最近になってようやく男の子でも性被害者になるという認識が広まってきましたね。

次の回、第23話(シーズン1最終回)「湖畔(Lover’s Lane)」の感想はこちら

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