【T・Jサイン出演回】コールドケース 第20話「取引(Greed)」のネタバレ感想

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コールドケース シーズン1 第20話「取引(Greed)」
米国放送日:2004年4月18日
監督:Karen Gaviola

今回の監督カレン・ガヴィオラは様々な海外ドラマの監督をしています。人気ドラマ「LOST」ではNAACPイメージ・アワードを受賞。「LUCIFER/ルシファー」では監修プロデューサー。「HAWAII FIVE-0」では共同製作総指揮を務めています。コールドケースでは「取引」以外に第14話「箱」でも監督を務めています。

目次

簡単なあらすじ

カイトの兄の友人ランディ・プライスがインサイダー取引疑惑で証券取引委員会とFBIから追い詰められていた。
85年に金融界の大物チャールズ・ダンヴィルが殺された事件の情報を渡す代わりに罪の軽減を望んでいるとのことで、リリーはカイトに呼び出されランディの話を聞く。
すると、ダンヴィルが殺される2週間前にクリーニング屋の店長である男がチャールズに銃を向けていたという。

※時期により配信が終了してる場合があります。

今回の事件

1985年6月21日 チャールズ・ダンヴィル事件

金融界の大物チャールズがマーケットストリートの路地で銃殺される。
現場からチャールズの愛車であるデロリアンがなくなっていたため、当時は強盗殺人だと思われていた。

当時関わっていた人物たち(※ネタバレ含みます)

ネタバレになるのでご注意ください。

ランディ・プライス

当時ブレイン証券で働いていた。ダンヴィルの取り巻きの一人。
現在はインサイダー取引で証券取引委員会とFBIから詰められている。カイトの兄の友人。

スチュワート・リヴァーモア

クリーニング屋の店長。ダンヴィルに勧められた株に投資後暴落。
ダンヴィルを銃で脅し、ネブレックスの情報を得てさらに1万ドル投資するがまた大暴落を食らっていた。

ヴィクトリア・ジョーダン

ダンヴィルに最後にあった人物。
アーバトラージュというレストランのバーテンだった。
ダンヴィル死後、店に1万1000ドルのつけが残り、オーナーからアーバトラージュを売ってもらう。

ブローカー

当時コリンズ証券に勤めていて、ダンヴィルをクビにしていた。
現在はインサイダーで捕まっている。

キップ・クラウリー

ダンヴィルの取り巻きのひとり。
当時、ネブレックスに投資して困っていたリヴァーモアに電話をしてあげてとダンヴィルにお願いしていた。
優しすぎて証券マンには向かずに現在は教師をしている。

テディ・マーズ

当時ネブレックスに2万5000ドル投資していた麻薬の売人。
コカイン代を支払わないダンヴィルからロレックスを取り上げていた。

ボウ・マンガー

ダンヴィルの取り巻きの一人でマーズにお金を返しに行っていた。
ダンヴィルに誘惑されたため証券マンを辞める。

メイヴィス・ブリーン

キップの母親でネブレックスに5万ドル投資していた。

犯人&犯行

がっつりネタバレになります!!!

ダンヴィルに別れを告げられたキップはショックのあまり母親に泣きつく。
キップはダンヴィルを愛していたことを母親に告白。
母親であるメイヴィスもまたダンヴィルと体の関係があった。
ダンヴィルが自分の息子にさえ手を出していたことに怒りを覚えたメイヴィスはダンヴィルを銃殺する。

第20話「取引(Greed)」のネタバレ感想

録画ミスの女王

感想にはネタバレがありますのでご注意ください。

大物になるとは

今回の被害者は血も涙もない金融界の大物ダンヴィル。
しかし彼の実態は会社をクビになっていて、一文無しでした。
なんとか会社に無給で良いから働かせてくれと頼み、書類上ではまだクビになっていないことを利用して、若い男の子たちをスカウトし、怪しい株を売りまくります。

それでも若手の証券マンたちは優しい男、ゲイとの関係は嫌な男、将来のためならゲイと寝ちゃう男で様々でしたね。
大物になるために自分はどこまでできるのか。
大物とはなんなのか。
ダンヴィルのように一見大物になっても、結局はインサイダーで逮捕されていく男たち。

夢を実現させるために頑張るのは良いことだけど、どこまで魂を売れるのか・・。
人としてどこまでやるべきなのか。
そしておっさんたちが情熱ある若い子たちを利用しないで欲しいですが、それも世にもまれるということなのか。
考えてしまいますね。

録画ミスの女王

個人的にボウが一番健全だったかな。体の関係を迫られたら潔く業界を辞めたのだから。

血も涙もない男を愛する男

今回ダンヴィルを本気で愛しちゃったのが、心優しいキップでしたね。
キップは結局ダンヴィルのいう通り、証券マンを辞めて教師として働いていました。
しかし当時はまだ20代の若造で、出会ってしまった男が悪い男でしたね。
もともとゲイで経験を積んだ男ならダンヴィルに惚れたのかと言えば疑問ですね。
たぶん彼にとって初恋だったのではないかな。。

世の中をあまりに知らな過ぎた。
それもそのはず過保護な母親がついているのだから。
恋愛さえもまともにしたことがない状態で証券マンとして働き始めていたら、、

録画ミスの女王

しかしなぜ未だに愛しているの?と疑問。いい歳になっても忘れられないんだから、ずっと母親とべったりでヨシヨシされていたのだろうか・・・。

母は強しというけれど

今回の犯人はキップの母親でしたが、この母親はどうも男を見る目がない色気のあるお母さまのようで。
4回離婚を繰り返していますし、出会う男性に色目を使って「メイヴィスと呼んで♪」とスコッティたちにも色目を使っちゃうくらいの男好きでした。

そして自分の息子を溺愛して「まだ赤ちゃんなのよ」とこれまた行き過ぎた愛情が・・・。
20代の息子が失恋して頭をナデナデして慰めるってかなり異常。
本当に溺愛しているし、キップもお母さまが大好きなんだろうなと思います。

しかし母親は男慣れしてるから、ダンヴィルに捨てられようがなんとも思わないかもしれませんが、
自分の息子とダンヴィルが・・・って考えると確かに怒り狂うのもわかる。

ゲスト出演者

キップ・クラウリー役 : T.J. Thyne

今回、被害者を愛しちゃったキップを演じたのは、T・J サイン
 1975年3月7日アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身。 

どこかで見たことある~と思ったら!「BONES -骨は語る-」のジャック役で有名ですね。
シーズン1からファイナルシーズンまでレギュラー出演していました。

今回のエピソードは2004年。「ボーンズ」は2005年の作品です。
また、ロマンティックコメディドラマ「ふたりは最高!ダーマアンドグレッグ」にもゲスト出演していたそうですよ。

1985年

今回事件が起きたのは1985年。
ドラマの中で日本いじりがありましたね。
この頃日本はバブル期で、海外にも日本の文化がちょっとしたブーム。お寿司もお金持ちの間で流行ったようです。
キップのお母さまは遠慮していたけれど、まあ美味しそうなお寿司だったのでは?
海外ドラマや映画に出てくる日本って変なの出てくること多いけど、今回の寿司のクオリティはかなり良いほうだったのでは!w

そして今回の被害者ダンヴィルが乗っていた愛車はデロリアン。
同じ年に公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名なデロリアン。
ちなみにダンヴィルが殺されたのは6月、バックトゥ~の公開は7月でした。


映画の中でも「いいものは全部日本製だよ」なんてセリフもありましたね。

1985年に公開された映画

「マッドマックス/サンダードーム」



「グーニーズ」



アカデミー賞受賞作品「愛と哀しみの果て」



挿入歌

オープニング

Karma Chameleon

by カルチャー・クラブ

リヴァーモアがダンヴィルを銃で脅すシーン

Separate Ways (Worlds Apart)

by ジャーニー

リヴァーモアがネブレックスの会社がどんなだったかキップに伝えるシーン

It’s My Life

by トーク・トーク

男たちがダンヴィルにバーで初めて会うシーン

Everybody Wants To Rule the World

by ティアーズ・フォー・フィアーズ

テディがダンヴィルにコカインの料金を支払うよう告げるシーン

White Lines

by グランドマスター・フラッシュ

ダンヴィルがボウを誘惑するシーン

Lay Your Hands On Me

by Thompson Twins

ダンヴィルが雨の中バスを待つランディを拾うシーン

Sharp Dressed Man

by ZZ TOP

キップと母親がダンヴィルと一緒に寿司を食べるシーン

Better Be Good to Me

by ティナ・ターナー

キップがダンヴィルとバーで言い合うシーン

Dirty Laundry

by ドン・ヘンリー

ラストシーン使用曲

シンディ・ローパー – All Through the Night

今回のラストシーンの曲はシンディ・ローパーの「All Through the Night
シンディにとって初のソロアルバムとなる1983年10月14日に発売された「She’s So Unusual」に収録されている楽曲。
「She’s So Unusual」はビルボードホット200で第4位を記録する大ヒットとなったアルバム。
シングルカットされた「All Through the Night」も全米5位を記録している。

今回の事件は1985年6月に起きた事件ですが、この曲自体は1984年9月にシングルカットされた曲でした。
しかしまあ80年代はシンディ・ローパーの時代なので良し!

ラストシーンではリリーが言っていた警察官だけの飲み会。
リリーがカイトを連れてきただけでなく、スコッティもちゃんと彼女のエリッサを連れてきていて微笑ましかったですね。
しかしダンヴィルに人生を壊されたリヴァーモアは20年近く時が過ぎても、一攫千金を狙っていて悲しかったです。。。

録画ミスの女王

これが人生ですね。私も20年前のドラマ見てるしな・・・w

コールドケースに使用されたエンディング曲をまとめたプレイリストをAmazon Musicに作りました。

今回の一言

録画ミスの女王

ヴェラの車はいったいどんな車なんだろうw

次の回、第21話「列車(Maternal Instincts)」の感想はこちら

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