【胸糞シーズンフィナーレ】コールドケース 第23話「湖畔(Lover’s Lane)」のネタバレ感想

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コールドケース迷宮事件簿
シーズン1 第23話「湖畔(Lover’s Lane)」
米国放送日:2004年5月23日
監督:Nelson McCormick

今回の監督Nelson McCormick。コールドケースではこの「湖畔」が初監督にして最終回を任せられています。
ちなみにシーズン2フィナーレである「森」もネルソン氏が担当!

目次

簡単なあらすじ

スコッティの元同僚アンナ・メイズが殺人課にやってくる。
1986年に起きた事件で逮捕された男が、DNA鑑定で潔白だったことが判明。
18年ぶりに出所したため調べて欲しいそうだ。

その事件は若いカップルが襲われ、女の子だけ殺害された事件だった。
リリーは真犯人を見つけるため再捜査へと動く。

今回の事件

1986年8月16日 イヴ・ケンドール事件

15歳の女の子がフェアモント公園で腹部を刺されて死亡。
ボーイフレンドであるマークも襲われているが、脳震盪と打撲ですんでいる。

当時関わっていた人物たち(※ネタバレ含みます)

ネタバレになるのでご注意ください。

サム・タレンス

今回の事件の犯人として逮捕されたホームレス。
DNA鑑定で潔白だったことが判明。18年ぶりに出所した。

マーク・アダムズ

イヴのボーイフレンド。
ふたりで大人になったらパリに住む約束をしていた。
事件当時はサムを見かけたことから犯人だと勘違いしていた。

ウェイン・ラーキン

イヴと同じショッピングモールでバイトしていた映画館スタッフ。

マックス・タニング

イヴが殺される1週間前にイヴに会いに来ている。
その後一緒にクラブに行ったり、ミュージックビデオを撮る話を持ち掛けていた。

キャリー・プラマー

イヴの友人でバイト仲間でもある。

ジム・ラーキン

ウェインの父親でいつも酒浸り。

犯人&犯行

がっつりネタバレになります!!!

イヴにカリフォルニアまで一緒に行こうと誘うも、断られてしまったウェイン。
そのままイヴを自宅へと連れていくが、待ち構えていたジムにイヴが激怒する。

イヴの態度に怒り狂ったジムはイヴを襲うことを計画。
息子のウェインにマークを襲わせ、ジムはイヴをレイプし殺害する。

第23話「湖畔(Lover’s Lane)」のネタバレ感想

録画ミスの女王

感想にはネタバレがありますのでご注意ください。

胸糞エピソード

はあ、前回に引き続き今回も見終わった後鬱になるくらい胸糞エピソードでした・・・。
男友達がまさか父親のために女の子をあてがっていたとは。。
いくら父親が怖くて逆らえなくても、こんなことするべきじゃないわウェイン。

しかもジム役の俳優さんの演技力と表情が怖すぎて震えちゃった。。

録画ミスの女王

しかし映画をタダで見せる代わりに女の子を父親にあてがうって・・・。よく今までこのレイプ事件がバレなかったな。
それもこれもひどい話ルックスがイマイチの子たちを紹介してたからバレなかったということなんだよね。。警察に言ったところでセカンドレイプになるし。

そして今回は可愛いイヴを部屋に連れ込むも、イヴは可愛いだけじゃなく気が強い。
しかも直前にはマックスという体目当ての男からの誘いを勇気を出して断ってる。
だからこそ警戒していただろうし、怒ったんだと思う。
このまままっすぐ警察に駆け込んで欲しかったけど、ウェインとは友達だし、距離を置けば大丈夫かなと思っちゃったのかな。
まだこの時はレイプされてないし、大事にして恨まれても嫌だろうし(涙)
しかし彼氏とデート中にふたたび現れるとは。。怖すぎる。。

録画ミスの女王

車でイチャつくときは必ずドアにロックしような!

今回のエピソードは実際に起きた事件をモデルにしたエピソードです。
(ドラマと同様胸糞悪いので読みたくない方はスルーしてください)


2000年3月28日にネバダ州で起きたレイプ殺害事件。
実際に犯人は親子であり、父親が9歳の女の子をレイプし殺害。息子が遺体処理をしていました。

ドラマと同じように、以前から息子のデート相手を家に連れてきては父親が相手をし、その光景を息子が見ていたという異常な親子関係だったそう。
ドラマと違うところは、父親が徐々にエスカレートしていき、殺人までしたいと言うようになっていったと。

19歳の息子は近所に住んでいた女の子と常日頃から顔見知りで、よく子供たちだけで学校後に遊んでいたそうです。
その日はいつも通り9歳の女の子の母親が迎えに来ましたが、娘の姿がなく、ご近所さん総出で捜索。
その際に3度も犯人の家を訪ねているそうです(一緒に遊んでいたのに白を切っていたので疑っていたのでしょう)
そしてあるご近所さんが息子が大きな箱を車に入れているところを目撃。

ドラマと違うところは、女の子が失踪数時間後に犯人逮捕となったスピード解決だったところ。
被害者はドラマでは15歳でしたが、現実はもっとひどい9歳相手でした。
ドラマでもつらいのに、実際にこんな事件が起きていたことに吐き気がしてきます。

ちなみに父親のほうは獄中自殺したそうです・・・。

実際にあった事件をモデルにしたエピソードのソース

マックスもクズだけど紳士ではあるよね。

15歳の女の子をだまして200ドル手に入れたマックス。
大人の男が15歳の女の子を相手にする時点で気持ち悪いんだけど、それでも、それでもだよ。
まだイヴに「俺についてくるなら大人になれ」って考える時間をくれたのは紳士だったのでは(混乱)
だってあのまま何も言わずにアトランティックシティに連れていくこともできたわけでしょ。
それこそ無理やりに。
でもそれをしなかったマックスはまだいい人というかなんというか・・・。

まあ、イケてる感じの男だったし、イヴひとりに決めなくても女の子は選び放題だったって立場もあるんだろうけどね。

リリーとカイトの破局。

今回、事件の被害者であるマークはリリーたちの再捜査で、イヴのことを想いだしてしまいました。
そして再捜査してくれているリリーがイヴにソックリだということで、リリーのアパートにまで会いに来る始末。
これにはカイトも良い顔をせず、怒って帰ってしまいましたね。
そりゃそうだ。夜中の3時までほったらかしにされるし、マークはリリーのアパートまで来ちゃってる時点で好意があることがわかるし、なんてったってマークは大富豪らしいので、そりゃカイルも気が気じゃない。

しかもマークは現在の妻に別れを切り出しちゃうほど。。イヴのことが大好きだったんだろうね。
でも過去は過去だと割り切らないと。。
実際、イヴはアイドルになるためとは言え、他の男に会いに行っちゃうくらい結構軽かったし、、、
実際に彼女が生きていたとしても、本当に結婚していたのかは謎ですよね。まだ子供の付き合いだし。。

ラストシーンではいい車に乗って湖畔に来ていたマーク。
これからマークは独り身として、イヴを想いながら人生を歩んでいくのでしょうか・・・?

このマークの件がなければ、リリーもカイトに振られることはなかったのかもしれないけど、
仕事人間のリリーは前からカイトに連絡ちょうだいみたいなこと言われてたし、
遅かれ早かれ別れる運命だったのかも。
もうちょっとプライベート優先でも良いんだよ。リリー。

ゲスト出演者

イヴ・ケンドール役 : メイ・ホイットマン

今回の事件の被害者でリリーにソックリな女の子、イヴ・ケンドールを演じたのはメイ・ホイットマン
1988年6月9日アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身。

声優として有名で、ティンカーベル役や、「アバター 伝説の少年アン」のカタラを演じています。
ちなみに母親も声優で、父親は舞台監督。

メイの初めての銀幕デビューはメグ・ライアン主演の「男が女を愛する時」でのメグの娘役でした。
その後もジョージ・クルーニーの娘役を「素晴らしき日」で演じたりしています。

今回の「湖畔」でイヴを演じたとき、メイは16歳でした。
また、2018年放送の「グッドガールズ: 崖っぷちの女たち」でもメインキャラクターを演じています。

1986年

今回事件が起きたのは1986年。
アメリカではフロリダ州にあるディズニーリゾートが15周年を迎えたり、ハレー彗星が76年ぶりに大接近した年でもあります。
音楽ではマドンナが大人気(イヴもマドンナが好きそうでしたね)落ち目だったクイーンがライヴエイド(1985年)のパフォーマンスから人気再燃し、アルバム「カインド・オブ・マジック」を発表。

海外ドラマでは「特攻野郎Aチーム」や「特捜刑事マイアミバイス」が放送されていました。



1986年に公開された映画

トップガン

ドラマの中でもトップガンが上映中でしたね。



クロコダイル・ダンディー



アカデミー賞受賞作品「プラトーン



挿入歌

オープニング

The Hooters – And We Danced


イヴがマックスに話しかけるシーン

Rick Springfield – Love Somebody


マックスがイヴの家に来るシーン

Michael Sembello– Maniac


イヴとキャリーがクラブに行くシーン

Men Without Hats – The Safety Dance


イヴがマックスの誘いを断るシーン

The Psychedelic Furs – Pretty In Pink


ウェインがイヴにカリフォルニアまで行こうと誘うシーン

The Psychedelic Furs – The Ghost In You


ラストシーン使用曲

Stevie Nicks & Don Henley – Leather and Lace

今回のラストシーンは1981年にリリースしたStevie Nicks & Don Henleyの「Leather and Lace
スティーヴィーの初ソロアルバム「Bella Donna」に収録されている。
このアルバムはビルボードトップ200で1位を獲得。
シングルカットされたこの曲は1982年1月ビルボードトップ100で第6位を記録している。

録画ミスの女王

今回の事件は1986年。ラストシーンの曲は1981年でしたね。年代が違うのはコールドケースあるあるです。

コールドケースに使用されたエンディング曲をまとめたプレイリストをAmazon Musicに作りました。

今回の一言

録画ミスの女王

ジムのことをジャバザハットって呼んで話進めてるのに笑ったwまさかのスティルマンまで「ジャバ」って呼んでたw

シーズン2第1話「バッドランズ(The Badlands)」の感想はこちら

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