【挿入歌リストあり】コールドケース 第17話「脅迫電話(The Lost Soul of Herman Lester)」のネタバレ感想、挿入歌リストなど

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コールドケース 第17話「脅迫電話(The Lost Soul of Herman Lester)」
米国放送日:2004年3月14日
監督:ティム・マシスン

今回の監督ティム・マシスンは俳優としても活躍しており、日本でも放送していた「ザ・ホワイトハウス」ではのちの副大統領、ジョン・ホインズ役を演じていました。コールドケースでは4エピソードで監督を務めています。

目次

簡単なあらすじ

17年前に殺された天才バスケ選手ハーマンの息子であるレイに「州大会の決勝がある金曜日の試合に出たら父親と同じだぞ」と脅迫電話がかかってくる。
ハーマンの事件は未解決に終わっていたため、脅迫電話をかけてきた犯人捜しと共に、リリーたちは未解決事件を再捜査する。

今回の事件

1987年3月11日 ハーマン・レスター事件

高校生のハーマンはバスケットボールの選手だったが、ある日バスケットコートでドライバーで刺され殺される。

当時関わっていた人物たち(※ネタバレ含みます)

ネタバレになるのでご注意ください。

ビリー・バーケンパス Jr.

当時の容疑者。
バスケ部の選手で、チームのナンバー2であることに不満を持っていた。
コーチと揉め、事件当日の試合には欠場。さらに恋人であるタニアもハーマンに取られていた。

ビリー・バーケンパス

ビリーJr.の父親。
バスケをビリーに教え込んでいた。

タニア・ウィリアムズ

ハーマンの恋人。当時ハーマンの息子を妊娠していた。

フレディ

ハーマンの叔父。
現在ではレイの面倒をみている。

ビッグ・エド

借金取り。フレディが持ち掛けた八百長が本当かどうか下調べをしていた。

ボビー・レイン

バスケ部のコーチ。スティルマンの友人でもある。

犯人&犯行

がっつりネタバレになります!!!

ビリーJr.とハーマンが和解し、握手している姿を見てしまったビリー。
自分と息子の繋がりがバスケだけだったビリーは息子のライバルであるハーマンと握手した息子の姿から、息子はバスケを辞めてしまうことを悟り、ハーマンの元へ向かいドライバーで胸を刺す。

第17話「脅迫電話(The Lost Soul of Herman Lester)」のネタバレ感想

録画ミスの女王

感想にはネタバレがありますのでご注意ください。

スター選手に付きまとうお金問題

今回の被害者はスター選手であるハーマン。
彼は高校のバスケ部の花形で、大学からオファーが直々に来るほど世間から注目を浴びていました。
そんな彼からおこぼれを貰おうと、周りにいる人たちは少なからず思っていて・・・。
恩師であるコーチでさえ、自分の出世のために彼を自分の行かせたい大学に連れていこうとしたり、
叔父には借金チャラにするために八百長をしてくれと頼まれたり、、なにかと可哀想な境遇が。
これは少なからずスターになると起こってしまう問題ですよね。
しかし今回救いだったのは、みんなそれなりにおこぼれを貰おうと密に考えてはいるのですが、
ここは愛の力でみんな諦めて彼と和解しているんですよね。

コーチはちゃんと諦めてハーマンと男の和解。フレディおじさんは八百長を断られてもハーマンを憎んだりしなかった。

録画ミスの女王

正直私はフレディ叔父さんが犯人だと思ってた。ごめんね。フレディおじさん。

親と子の繋がりがスポーツだけ

そして今回ハーマンをどうしても許せなかったのが犯人であるビリー・バーケンパス(父)です。

息子のほうは誤解が解け、ハーマンから素敵な言葉をいただき和解しました。
しかしその姿を見てショックを受け怒りがこみあげてしまったビリー。
ハーマンの息子であるレイにもご丁寧に脅迫電話をかけてしまったのだから、よほど許せなったのでしょう。
なんせハーマンがいなければ息子であるビリーが実質チームのナンバー1で大学からオファーやプレゼントを貰えたのでしょうから。
ここも悲しいことにおこぼれが関わってきているのだと思います。

しかし結局こちらも親の愛があるのが切ないです。
ラストシーンでは息子がビリーに会いに来ていましたが、ビリーは久しぶりの再会がこんな形だったからなのか顔を隠してしまいました。。
「自分は不器用だからバスケでしか息子と繋がれない」っていうのが切なかった。。
自分がスポーツを通して関わってきた息子をスター選手にして、自分の不器用な愛を見える形にしたかったのでしょうか。

録画ミスの女王

シングルファーザーだったのかな?と思うと余計に切ない。

花形選手から見たライバルとは

今回被害者であるハーマンはスター選手であるがゆえに、周りからたかられてることに気づいてはいたのだけど、大人でしたね。
ここでグレてバスケを辞めても不思議ではない。なんせ叔父から八百長をしてくれと頼み込まれてるし・・。
信頼してたコーチはコーチで進学先を誘導していたし。まわりの友達はみんな煽ててくれる。
しかしそんな彼に真正面から文句を言って喧嘩を売ってきたのはビリーJr.だけ。
新鮮で嬉しかったのかなと思います。

録画ミスの女王

しかし彼女を奪って妊娠させるこたーねーだろ。とは思ったけどw


そしてビリーJr.がいないと自分のバスケをうまくできなかった現実にハーマンは直撃します。
ここで自信をなくしてグレてもしょうがないと思うけど、ハーマンは事実をビリーJr.に伝えて男の和解ができたのは素晴らしい男だな!ハーマン!と思いましたよ。まだ高校生なのにね!

もしここでビリー(父)がハーマンを殺さなければ、ビリーJr.はハーマンとよきライバルとしてバスケ部に戻ってバスケを続けたと思うと・・・なんともやるせない気持ちになります。

スコッティとジェフリーズ

前回に続き、今回もスコッティの彼女が登場。
今回はジェフリーズがバッタリ会ってしまったのだけど、彼女が幻覚を見ていると勘違いしてしまったスコッティは、気まずいままな気持ちで彼女と別れ、そのイライラをジェフリーズにぶつけてしまいました。。。

録画ミスの女王

スコッティの複雑な心境もわかるけど、今回ばかりはジェフリーズどんまいです!

1987年

今回事件が起きたのは1987年。

まだまだ黒人と白人が恋愛するのがちょっと難しい時代。そんな中でもビリーJr.とタニアは恋に落ちました。
そしてそれから17年が経っても、ビリーJr.のほうはタニアのことを愛してるような態度でしたね。
正直自分を捨ててライバル選手であるハーマンに乗り換えられたら腹立ちますけどねw
しかも妊娠までしちゃうんだから・・・。
ビリーもまだ35歳くらいなのだから、どこか引っ越してもらって新しい人生を歩んでほしいな。。。

1987年に公開された映画

「プレデター」



「ロボコップ」



アカデミー賞受賞作品「ラストエンペラー」

ゲスト出演者

ハーマン・レスター役:メカード・ブルックス

今回、被害者であり、スター選手であるハーマン・レスターを演じたのは、メカード・ブルックス
 1980年10月25日アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身。 

デスパレートな妻たち」では怪しい一家の息子マシュー役で出演していました。


録画ミスの女王

どこかで見たことがあると思ったら!デスパでしたね!

最近では「スーパーガール」にも出演しています。

ビリー・バーケンパス役 ジェイムズ・マーティン・ケリー

今回、バスケを息子に教え込んでいたビリーを演じだのはジェイムズ・マーティン・ケリー
1954年9月6日アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身。

彼もどこかで見たことある。この悪人顔!と思って調べたのですが、たぶん私が見たのは「名探偵モンク」なんだと思います。。でも記憶がなくてw
あー!これだー!という確証が持てずにいます(もしくは違う俳優さんと間違えてるのかも)

他にも日本で人気の海外ドラマにたびたび脇役で出演されてるので、ほかの作品かもしれません。

挿入歌

オープニング、チャンピオンシップのシーン

RUN DMC – Walk This Way


ハーマンのパーティーにビリーが来るシーン

CAMEO– Word Up


ハーマンがポルシェに乗ってるシーン

ピーター・ガブリエル – Big Time


フレディが八百長してくれとハーマンに頼み込むシーン

ソルト・ン・ペパー – Push It


コーチとハーマンが和解するシーン

ピーター・ガブリエル – Don’t Give Up


ラストシーン使用曲

ブルース・スプリングスティーン – Walk Like A Man


今回のラストシーンの曲はブルース・スプリングスティーンの「Walk Like A Man
1987年10月9日にリリースした全米No.1アルバム「Tunnel of Love」に収録されていた楽曲。

やはり「男らしく」がテーマだった今回。
被害者ハーマンをはじめ、彼らに関わっていた男たちは皆男らしかった。
男になれなかったのは改めて犯人だけだったんだなと思わせるナイスチョイスな楽曲です。

コールドケースに使用されたエンディング曲をまとめたプレイリストをAmazon Musicに作りました。

今回の一言

録画ミスの女王

バスケのことには疎いリリーたんが可愛かったな~。

次の回、第18話「カクテル(Resolutions)」の感想はこちら

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