サンフランシスコの空の下(Party of Five) シーズン1 第15話
「ジェラシーの季節(It’s Not Easy Being Green)」
米国放送日:1995年1月11日
監督:Michael Engler
今回の監督はMichael Engler。「ダウントンアビー」や「Sex and The City」のディレクターを務めていました。
「サンフランシスコの空の下」では通算15エピソードで監督しており、第12話「あふれる想い(Games People Play)」でも監督を務めました。
今回の原題は「It’s Not Easy Being Green」
セサミストリートやザ・マペッツで有名なカエルのカーミットの代表曲のひとつです。
「緑という色はありきたりだけど、緑でいるのは楽じゃない」という歌詞で、切ない楽曲になっています。
セサミストリート公式チャンネルより
簡単なあらすじ
カースティンは卒論のためアドバイザーであるベンと一緒に過ごす時間が多くなる。
そのことが気に入らないチャーリーは嫉妬してしまい、カースティンを怒らせてしまう。
ベイリーは恋人ジルを優先しすぎて親友のウィルとの関係がギクシャクし始める。
クローディアは劇のオーディションでオリバー役を狙っていたが、ボーイフレンドのアーティーもオーディションを受けることに。ふたりはライバル関係になってしまいクローディアは対抗心を燃やしてしまう。
第15話「ジェラシーの季節(It’s Not Easy Being Green)」の感想(※ネタバレあり)
ネタバレあります。ご注意ください。
長男チャーリーの状況
卒論で忙しいカースティンはアドバイザーであるベンと過ごす時間が長くなる。
そのことに嫉妬してしまったチャーリーは、ベンからパーティーに誘われたというカースティンに怒ってしまう。
チャーリーは怒りに任せてサリンジャーズで働くウェイトレスを仕事後車で送ることに・・・。
次男ベイリーの状況
親友のウィルが友情を優先しないベイリーに怒りを覚える。そんな中ジルが試験のテストを盗んでくる。
「こんなことをするなんて、きっといつかもっとヤバいことをやらかす」とベイリーに忠告したウィル。
しかしベイリーはウィルの忠告を受け入れず、バスケットボールをウィルに投げつけ怒ってしまう。
長女ジュリアの状況
自動車学校に通うジュリアがペアを組まされた相手が以前ベッドイン寸前までいった幼馴染のジャスティンだった。
気まずいながらもふたりの息はピッタリで、相性がいいことに気づきだすジュリア。
そんな中久しぶりに再会した友人リビーに恋人ができたという。ジュリアも喜んだが、なんとその相手はジャスティンだった。
次女クローディアの状況
学校の劇で「オリバー!」が上演される。オリバー役だった子が病気になってしまい、主役のオーディションが開催される。オリバーを演じたいクローディアだったが、ボーイフレンドのアーティーが選ばれてしまう。
チャーリーの嫉妬が暴走
今回、卒論で忙しいカースティンにアドバイザーとしてベンという男の影が。
チャーリーはすぐにベンがカースティンに気があることを察知。めちゃくちゃ嫉妬しますw
カースティンは否定するも、やっぱりベンにはその気があり、教授とのパーティーに誘われたのかと思いきやデートに連れ出されそうになる。
正直、カースティンもベンの気持ちは気づいてるだろ?利用してるだろ?って思っちゃいました。
「いつもきれいだよ」とか言ってくるような人だしさw
そりゃ気になる子の卒論のアドバイザーになりますよ!今回はチャーリーが正しいと思ってしまったのですが、、、
プレイボーイチャーリーは嫉妬するとまさかの他の女の子に走るっていうwww
本命が卒論で忙しいからって他の子に行こうとすんなw
前まで「カースティン愛してる!結婚して!」だったのに、ちょっと忙しくなったら「ほかの子行くわ」
愛すべき長男チャーリー。ここまでくると最高ですw
男の友情の嫉妬
今回はウィルとベイリーの男の友情が壊れてしまう回でもあり、見ていてつらかったです。
ウィルは脇役ながらも存在感があって安心メンバーのひとりだったのに、感情的になりやすいベイリーが関係を悪化させてしまいました。
ベイリー大好きだけど、童貞を捨ててからジル一直線でウィルが可哀想だった。遅刻してきて勝手にコンサートの予定キャンセルしちゃうしね。
彼女ができて自分優先にされなくなったウィルも寂しかった思いはありますが、それだけではなく、ちゃんとジルがヤバいことをやってることをベイリーにハッキリ告げたのは本物の友情だなと思ったのに。。
ベイリー目を覚ませ!!!
ウィルの予感は的中して、最後ジルはマリファナ?が入ってる袋をロッカーに隠していましたね・・・。
大騒動になりそうな予感。。
自分に片想いをしてた人に恋人ができた嫉妬
ずっとジュリアに片想いをしていたジャスティンが再登場です。
ジュリアがロストバージンしようとジャスティンを誘ったのに、結局心変わりをして振り回してしまった相手です。
ジュリアがジャスティンを振り回した回はこちら
このことがきっかけでジャスティンはジュリアとの関係を断っていましたが、
やっぱりふたりでいると楽しいことに気づいたジュリア。この物語が始まってからジュリアはずっと大人の世界に憧れたりで地味めなジャスティンのことなんて正直眼中になかった。
でも大人の世界から戻ってきたジュリアは、身近にいたジャスティンが気になりだす。
が、時すでに遅し!
今回は久しぶりの登場がもうひとり。
そう、第2話ではジュリアの仲の良い友人として登場していたリビー。
なんと彼女のボーイフレンドがジャスティンでした、、
ちゃんと15歳らしい日常を送ってたふたりが結ばれたということで。
それでもジュリアはジャスティンに運転の練習に付き合ってほしいと頼んでましたね。
これはチャーリーとカースティンの間でも喧嘩の原因になったその気がないのに誘うわけない問題。
ジュリアの場合はバッチリその気がありました!
それにジャスティンもすぐに気づいて、「もうそういうのはやめてほしい!」ってハッキリ告げていました。
ハッキリ言われたジュリアも友人のリビーの彼氏だし、ということでジャスティンをあきらめたのに、
最後ジャスティンがジュリアにキスをしてしまいましたね~!
ここが青春ドラマのおもしろいところ!今度はこちらの三角関係が楽しみでしょうがないです!
役を奪われる嫉妬
今回はボーイフレンドのアーティーとライバル関係になるクローディア(アーティは争う気などない)
「オリバー!」への思いが強いからああなってしまったんだろうなw
クローディアはバイオリンもできるし、歌もうまいなんて。
「天才少女」と新聞に書かれたこともあるし、人一倍競争心が激しいのかもしれないw
クローディアは演劇やバイオリンのこととなると暴走してしまう。感情的になってしまうところは兄貴のベイリーと似てるかも・・・。
しかし自分のせいでアーティーまで病気になってしまいさすがにオリバー役を降りるのかな?と思ったら、普通に演じてましたねw
アーティーも雪を降らせて裏方作業で手伝ってくれてたし。なんて良い奴なんだ。
それでも最後のシーンはとっても可愛かったな~。
歌も上手で声も可愛いし、クローディア役のレイシーは才能豊かですね。
ゲスト出演者
ベン・アトキンス役 マーク・モーゼス
今回、カースティンにその気があったベンを演じたのはマーク・モーゼス。
1958年2月24日ニューヨーク州ニューヨーク市出身のイリノイ育ち。
日本では「デスパレートな妻たち」のポール・ヤング役で有名ですね。
他に「アリーmy Love」や「MAD MEN マッドメン」にも出演。
挿入歌
チャーリーがウエイトレスとネクタイを締めてるシーン
Blueberry Hill
by ルイ・アームストロング
ラスト、クローディアが歌っていた曲
Where is Love?
今回の一言
ジュリアが通う自動車学校?に「KEEP LEFT」の標識があったけど、アメリカでもキープレフト運転なのかな?と素朴な疑問。
次の回、第16話「寄りそう恋人たち(Aftershocks)」の感想はこちら
コメント