サンフランシスコの空の下(Party of Five) シーズン1 第12話
「あふれる想い(Games People Play)」
米国放送日:1994年11月28日
監督:Michael Engler
今回の監督はMichael Engler。「ダウントンアビー」や「Sex and The City」のディレクターを務めていました。
「サンフランシスコの空の下」では通算15エピソードで監督しており、第10話「犯人との対面」でも監督を務めました。

簡単なあらすじ
ある日、カースティンがチャーリーに会いに来る。成り行きで食事に出かけ、そのままベッドイン。
チャーリーはカースティンとよりを戻せたのだと思ったが、翌朝カースティンは不機嫌だった。
一方ベイリーはケイトとキャンプに出掛ける予定があり順調そうに見えたが、
実はケイトはコネティカット州にある全寮制の高校に転校する予定だった。
第12話「あふれる想い(Games People Play)」の感想(※ネタバレあり)
ネタバレあります。ご注意ください。
長男チャーリーの状況
チャーリーの元にカースティンが会いに来る。食事に誘われ成り行きでベッドイン。
よりを戻せたと思ったチャーリーだったが、カースティンはそんな気もなく常に不機嫌だった。
様子がおかしいと悟ったチャーリーはカースティンに話を聞くと、病院で診察したら癌の疑いがあり、現在結果待ちとのこと。
不器用にもカースティンを支えようとするもかえってカースティンをイラつかせてしまうチャーリー。
それでも大変な時期を支え、チャーリーはカースティンを愛していることに気づく。
次男ベイリーの状況
ケイトと週末キャンプをする予定だったベイリー。
そんな中、ケイトがコネチカット州にある全寮制の高校に転校することを知らされる。
しかもケイト自身が願書を提出して転校を決めたというのだ。ベイリーはその事実に怒り、キャンプをキャンセルしようとするが、ケイトに引き留められ「初めてを捧げる」と告白される。
長女ジュリアの状況
バーのオーナーであるモーガンと良い雰囲気のジュリア。
しかしデート後なぜか彼から電話がない。友人のニーナから「ミステリアスな女はいきなり家に行くもんよ」とアドバイスを貰い、モーガンの家に行くと、明らかに焦った様子のモーガンが。
実はモーガンには子供がいたのだ。奥さんとは別れていたので、ジュリアはその事実を受け入れモーガンと付き合う事を決める。
次女クローディアの状況
お姉ちゃんに憧れているクローディアはジュリアとニーナの会話を盗み聞き。
最近アーティーとうまく行っていないクローディアはニーナの助言を自分でも実践してみるも姉と同様うまく行かない。
愛する人を支える難しさ
今回はまさかのカースティンがチャーリーの元へ。
自分が病気かもしれないという状況に耐えられずチャーリーを頼ってきました。
チャーリーとしたらカースティンとよりを戻せた!と嬉しくなっちゃう感じでしたが、実際はそういうことではなく。。。
正直チャーリーを利用してしまったという感じではありますが、、
自分が癌かもしれないという状況でチャーリーの元を頼ったなら、カースティンもきっとチャーリーを愛してるんでしょうね。
癌かもというセンシティブな状況(しかもこの時は恋人でもないし)を支えるのは難しいことで。。
元気づけようとするも変なジョークを言ってしまったりする感じ。とてもリアルだなと思いました。
不器用な男性そのものでちょっと笑ってしまいました。
でもこの状況でチャーリーはカースティンを愛してることに気づきました。
恋人じゃなくても、友達としてでも、愛してる人のことはほっとけない!
男気チャーリーが目覚めました。

ひとりで自分の気持ちに気づいて勝手に盛り上がってるチャーリーが可愛く見えてきた。
しかしカースティンは卵管が普通じゃなく、将来こどもができないという事実をチャーリーに打ち明けます。
この難しくも切なく悲しい状況をチャーリーは支えることができるのでしょうか。。
特にカースティンはベビーシッターをするほど子供好き。
この事実を受け入れるのはひとりではつらかったと思います。
しかしチャーリーに愛してると言われたあとに打ち明けるのも相当きつかっただろうな(涙)
ベイリーが男の中の男すぎる
今回またしてもケイトとの関係が危うくなったベイリー。
それもそのはず、ケイトは勝手に転校先を決めていたから。しかもコネチカット州。
西海岸から東海岸へと移動してしまうわけです。
でかすぎるアメリカ。そのためアメリカ人にとっては遠距離恋愛というものはあり得ないらしい。
なのでふたりは必然的に別れへと向かっていたわけですね。



ベイリーと一時的に破局したときに決めたのでは?と思ったけどね。
そのためベイリーはイライラが止まりません。
ベイリーとの残り時間も少しなのに喧嘩別れしたくないケイトは遂に
「初めてをベイリーに捧げる」と言ってくれます。



もうこれはケイトが優しすぎる、、
ベイリーは最初は舞い上がったものの、ロストバージンは結婚するときまでとっておきたいというケイトの気持ちを考えると・・・。
実際にキャンプ中はケイトはナーバスになっていたし、あの状況で無理やりやるのも違うし。。。
あそこまで行って「やっぱりできない」と言えたベイリーは最高の男なのでは!?
(大抵の男はあそこまでいったら押し通すと思うw)
ベイリーはちゃんとケイトの気持ちも考えてくれてるし、二人とも相手が好きな故にお互いの気持ちを優先しようとしていたのが素敵だったな。。
遠距離になるから別れてしまったのが残念なカップル。
ベイリーの最初もケイトであって欲しかったなと個人的には思ってしまいました。
ジュリア遂にバレる
前回であのバーには足を運んでないのかなと思ってたジュリア。
バイトはやめたけど、やはりあのオーナーと良い感じになってました。。
今回友人のニーナのアドバイスもあって色々仕掛けていくジュリアですが、オーナーには秘密が・・・。
15歳でまだ子供のジュリア。
相手に子供がいても「誰にだって秘密はあるわ」なんて・・。このセリフ自体がまだまだ子供なんだよ。
正直ジュリアは両親を事故で亡くしたツライ過去はあるけれど、今まで成績優秀の学生で、秘密と言えば年齢誤魔化してるくらいでしょ。
それに比べてオーナーは大人で、ちゃんと人生の階段を上って子育てもして養育費だって払ってる大変な大人。
(15歳と見抜けないのはどうかと思うけど、まあそこはドラマなので置いておいて)
売り上げが落ちてるバーをなんとかしようと奮闘してるのも生活や養育費があったからこそ・・。
さあ、ここから頑張ろうとしていたオーナーの前で身分証を求められたジュリア!
これはただでは済まないと思うの・・・。
ゲスト出演者
ウィル・マッコークル役 スコット・グライムス
ベイリーの親友、ウィルを演じるのはスコット・グライムス。
1971年7月9日マサチューセッツ州出身。
今回クローディアと共にかなりいい味出していたウィル。
調べてみるとファイナルシーズンまで出演しているので、ベイリーとの友情は続いていくようですね(ほっ)
日本でも大人気の海外ドラマ「ER緊急救命室」のシーズン10から出演。
のちにレギュラーとなり、ファイナルシーズンでもメインのキャラに昇格しており、通算100話以上に出演。
「サンフランシスコの空の下」でも最初はちょい役だったのに、いいキャラになってきてるので、これはもうスコットの実力が素晴らしいのでしょう。
アニメ「アメリカン・ダッド」には声優として300以上のエピソードに出演しています。
今回の一言



クローディアも意外と積極的に恋愛するキャラになってきた。
次の回、第13話「チャーリーのプロポーズ(Grownups)」の感想はこちら


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