サンフランシスコの空の下(Party of Five) シーズン2 第13話(通算35話目)
「恋のライバル(Poor Substitutes)」
米国放送日:1996年1月17日
監督:デイビス・グッゲンハイム
今回の監督はデイビス・グッゲンハイム。
「サンフランシスコの空の下」ではこちらのエピソードのみ監督。
90年代はドラマのエピソード監督を務めていましたが、最近ではドキュメンタリー映画監督として活躍。
代表作に「スーパーマンを待ちながら」「STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー」などがあり、「不都合な真実」ではアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞。
簡単なあらすじ
カースティンと友人関係を続けているクローディア。
しかしカースティンに新しい男の影が近づいてることに気づくと、わざとカースティンのデートを邪魔したりする。
ジュリアはジャスティンが夏休み中イギリスで一緒に過ごしたアリーに会う事になる。
最初は嫉妬していたジュリアだったが、実際にアリーに会うと意気投合する。
シーズン2 第13話「恋のライバル(Poor Substitutes)」の感想(※ネタバレあり)
ネタバレあります。ご注意ください。
長男チャーリーの状況
オーウェンを保育園に預けることに決めたチャーリー。しかしその保育園はオムツが外れてないと通えない保育園だった。トイレトレーニングをしているうちにオーウェンを怒鳴りつけてしまうチャーリー。そんな自分を省みると、子供時代、父親から理不尽なことで怒られていたことを思いだす。
次男ベイリーの状況
恋人のサラが実の親を探し出そうとするも、住所を知ると怖気づいてしまうサラ。
彼女に内緒でベイリーはサラの実の母親に会いに行くと、子供を産んだことを忘れてるほどサラのことなど想っていなかった。
長女ジュリアの状況
ジャスティンがイギリスで一緒に過ごしたアリーが進路決めのためにサンフランシスコにやってくる。
最初は嫉妬していたジュリアだったが、アリーと意気投合。しかしアリーはジュリアに対してそれ以上の感情を抱いていた。
次女クローディアの状況
チャーリーとカースティンが別れた後もクローディアはカースティンと友達関係だった。
しかしカースティンに彼氏ができ始めるとクローディアは寂しい気持ちでいっぱいになってしまう。
同性愛のお話。
今回は海外ドラマの青春ドラマではよく取り上げられる同性愛のお話。
90年代でここまで取り上げるのはやはりアメリカって感じですね。
ゲイのほうはよく取り上げられるけど、今回はジュリアが惚れられるというレズビアンのほう。
イギリスからやってきたアリーはサンフランシスコへの進学を考えていましたが、
それもこれもイギリスではレズビアンということを隠していたからですね。
しかしサンフランシスコに来ていきなりジュリアに惚れちまって・・・。
もちろんジュリアはレズビアンではないので、動揺してしまいます。
しかしあの反応は10代の女の子で90年代なら普通の反応だと思う。
でも上着を脱がないようにされたら、アリーはツライだろうね。。
彼女は結局サンフランシスコへの進学は諦めるんかな?ジュリアの言う通り、イギリスで自分を出せない限り、逃げてるだけとも言えるし。。難しいですね。
ところで、アリーを口説こうとしていた男。
どこかで見たことがあると思ったら「クローザー」で主人公のブレンダが逮捕できずにいたレイプ殺人犯でしたよね。
「クローザー」のスピンオフ作品「Major Crimes~重大犯罪課」にも出演。
カースティンとクローディアの関係
チャーリーと婚約破棄してからもクローディアとの友情を続けていたカースティン。
しかしカースティンに新たな男の影がちらつくと、クローディアはデートの邪魔をするようになる。
大好きなカースティンと離れたくないのはわかるよ~。
しかしこのままではチャーリーの存在がちらついてしまってカースティンは前に進めません。。。
クローディアとの友情も大事だけど、カースティンは厳しい決断をしました。
過去に家族になろうと決断した子とはたしかに離れたほうがお互いのためにいいんだよな。。
クローディアは姉を失ったようでつらいだろうけど、これが現実だよね。
カースティンはさんざんチャーリーに傷つけられてきたし、サリンジャー一家からは離れたいのが本心。
次回からはカースティンの出演は少なくなるのか??
クローディアにはぜひ、カースティンから言われた「秘密を尊重できるのは友情の証」を胸に抱いて成長してほしいです。
チャーリーの父親からのトラウマ発覚
オーウェンの保育園探しに奮闘するチャーリー。
しかしやっと見つけた保育園はオムツが外れていることが条件だった・・・。
オーウェンまだ2歳前だよね??それでオムツ外れてるとかハードルが高いなwww(私は1歳半でオムツはずれてたけどね(すかさずどや顔)
必死におまるでの用の足し方を教えてるチャーリーがおもしろすぎてww
喋り方がセサミストリートに出てくるカエルのカーミットのようで最高でしたw
そして、なかなかトイレを覚えないオーウェンにイライラが募ってしまうチャーリー。
八つ当たりしても仕方ないのはわかっているけど、日頃のオーウェンの行動にまで腹を立ててしまう始末。
しかしこれ、世間のママたちは父親の協力がなければほぼひとりで奮闘することだけど、
チャーリーには話を聞いてくれるクローディアという妹がいて本当によかったな。って思う。
過去にはクローディアに腹が立って叩いてしまいそうになるけど、、やはり子育て中の話し相手って大事だよね。
オーウェンのトイトレで自分の子供時代を思い出したチャーリー。
それは意外にも、父親から受けた理不尽な出来事でした。
子供時代に絵を描いて父親に見せたら描き方を注意されたという(涙)
「自分の絵だけは壁に飾られていない」ということにも気づいちゃったチャーリー。
これ結構ひどくないか・・・?
「そんなこと私はされていない」と疑問を持つクローディアに「親も下の子ができると利口になる」なんてサラっと言っちゃうチャーリー。
それに気づいただけであんたは凄いよ!自分の子じゃなく、弟の子育てなのに、ここまで成長できる男性が何人いることか・・・。
自分が子育て中だった父親に似てきたことにショックを受けるだけじゃなく、ちゃんとオーウェンの絵を飾ってあげるチャーリーに感動しました!
これだからチャーリーを嫌いになれないのかも!w
サラの実母探し
養子だったことが発覚したサラは実の母親を探し出す決意をします。
しかし実際に見つけてしまうと怖気づいて会うことができなくなるサラ。
そんなサラのためにベイリーが内緒で実母に会いに行きました。
結構大事なことなのに、彼氏がなぜそんなことまで・・・って思うけどw
サラが夢に描いてたような母親ではありませんでしたね。
テレビCMに出るような中途半端な女優さんでしたし、若気の至りでデキて産んだだけで、愛情もなにもなかった。
彼女の人生、そう割り切るしかなかった時期なんだろうけど、これをサラに伝えることはできないよな~・・。
これでサラの母親探しは終わりかな?
ちなみに「サンフランシスコの空の下」のスピンオフ作品「Time of Your Life」ではサラが父親捜しをするドラマになっています!
日本では未放送ですし、シーズン1で終わっているので日本ではこれからも見れなさそうですね。。
ゲスト出演者
アリソン役 ポピー・モンゴメリー
今回、夏休み中にジャスティンとイギリスで過ごしてたアリソン(アリー)を演じたのはポピー・モンゴメリー。
1972年6月19日オーストラリア シドニー出身。
代表作は「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」のサマンサ・スペード役で160エピソードに出演。
また、テレビミニシリーズの「偽りのブロンド~マリリン・モンロー」ではマリリン役を好演。
たしかこの作品はlala tvで日本でも放送され、私も視聴した記憶があります。
挿入歌
アリーがジュリアに告白するシーン
今回の一言
サリンジャー父、結構ひどくね?w