サンフランシスコの空の下(Party of Five) シーズン2 第16話(通算38話目)
「母と娘(Comings and Goings)」
米国放送日:1996年2月7日
監督:Ken Topolsky
今回の監督はKen Topolsky。
第27話「揺れる恋人たち」、第32話「メキシコ旅行(Grand Delusions)」でもエピソード監督を務めています。
簡単なあらすじ
いきなり現れた祖父にサリンジャー家は動揺するが、クローディアはおじいちゃんに会えて喜ぶ。
しかしジュリアは祖父が母親にした仕打ちを許せず、キツくあたってしまう。
シーズン2 第16話「母と娘(Comings and Goings)」の感想(※ネタバレあり)
ネタバレあります。ご注意ください。
長男チャーリーの状況
エミリーとイズリーと二股をかけているチャーリー。
浮気のためにポケベルまで買う始末。
次男ベイリーの状況
進学先のことをサラに伝えていなかったベイリー。
人づてに進学先を聞いてしまったサラは激怒する。そんな中サラの実の母親が現れて・・・。
長女ジュリアの状況
いきなり現れた祖父、ジェイコブに動揺するジュリア。
素直に喜ぶクローディアとは対照的に、ジュリアはジェイコブを許せないでいた。
次女クローディアの状況
突然現れた祖父に喜ぶクローディアだったが、ジュリアから母親がジェイコブにされた仕打ちを知らされる。
正直エミリーと別れて正解。
浮気者のチャーリーが本領発揮する今回。
ポケベルまで手に入れて二股を完璧にこなしていましたが、正直今回見てて思ったのは、
エミリーと別れて正解よな。ってこと。
前回、既に浮気しちゃった時点で別れを切り出していたし、お預け食らって運動ばかりする関係に飽き飽きしていたのは明らかでしたよね。
そして会えば元カレの愚痴を聞かされる・・・。
↑これすごく嫌じゃないですか?
これだったら正直イズリーのほうが大人だし、さっぱりした関係でいいのでは(チャーリーはこのさっぱりとした関係が嫌なわけだけどw)
家の仕事をやらせるつもりがないイズリーと、ネズミが出て呼び出すエミリーとの違いよ・・・。
もちろんネズミが出たくらいで彼氏を呼び寄せるなとは言わないけど、イズリーにベッドの中で「家の仕事をやらせる気はないのよ」って言われたらエミリーと比べちゃうのも仕方がない。
そりゃイズリーとはデートっぽいデートもしちゃうよね(映画にはイズリーが誘ったんだろうけどさ)
もうこの時点でチャーリーがイズリー優先にしてるのがわかっちゃう。
しかし「自分は浮気しちゃうけど、イズリーの浮気は許さん!」ってところが相変わらず THE チャーリーwwwwって感じw
俺はいいけど、お前はだめ。ってところが嫌だけどw
これはカースティンと付き合ってた時も似たようなことがありましたね。
「自分は浮気するけど、カースティンは男の人と出かけるのでさえダメ!」って回w
それでもイズリーも完璧に割り切ってるタイプの女性ではなかったようで、やはりチャーリーに言われた言葉がグサっときたようです。
浮気者同士の交際、これからどうなる!?w
いきなり現れた祖父との関係は!?
前回、成績が優秀でもないベイリーの元に奨学金の話を持ってきたのが、実の祖父ジェイコブでした。
母親からジェイコブに何をされたのか聞かされていたジュリアは、ジェイコブを受け入れるわけにはいかない。
末っ子のクローディアがジェイコブと仲良くしようものなら、ひどい口調で非難する始末。。
クリーディアは実際に実の祖父を探し出そうとした回があったので、クローディアの笑顔が見れて嬉しかったけど、ジュリアの気持ちを考えると複雑でした。
しかしジェイコブにはジェイコブなりの理由があって、自分の娘を会えなかったわけですね。。
そこを打ち明けて最終的にはジュリアと和解できたのがよかった。
でもやはり、彼は自由の身。サリンジャー家に死ぬまで留まろうとは思っていませんでした。
これでよかったんだと思う。
いきなり現れた祖父に家にずっといられるのも結構きついもんがあるよ?
特に20代のチャーリーや、恋愛に没頭中のベイリーとジュリアにとってもねw
サラ、実母と対面
シーズン2第13話では、ベイリーがサラの実母を探し出したわけですが、
想像以上にサラの実母は娘のことなんか想ってもいませんでした。
しかし今回、いきなりサラの前に実母が姿を現します!
まさか娘が自分を探しているとは・・・と実母のロビンも気が変わったのでしょうか?
歌を歌っているサラの姿を見て、すっかり惚れこんでいるようだったので、
まさか自分の娘を利用して歌手にでもさせるつもりなのでは!?なんて思ったけど、そんな悪い人ではなかったw
しかし彼女もサリンジャー家の祖父と同じ。自由の身。
いきなり再会した娘のためにツアーをキャンセルするわけもない。
ただ顔を見たかっただけ。割り切ってる。
子供からしたら「なんて自分勝手なんだ!」と怒ってしまう気持ちもわかるけど、
もうサラは彼女の娘ではないんだよね。ただの生みの親。「探し出したのはそっちでしょ」という感じ。
彼女には彼女の人生がある。
前回、テレビCMに出るような中途半端な女優なんてひどい感想を書いてごめん。立派な舞台女優で各地を飛び回っているようでしたw
でもそこまで冷たい人でもなく。ちゃんと猫ちゃんをサラに預けて仕事に向かった。
後ろめたさをまったく感じてない人ではなかったようなので、サラがずたずたに傷つくわけでもなかったのが救いかな。
サラにとっても色々勉強になった出来事だったのでは。
ベイリーの進路は?
ボストンの大学に進学が決まっていたベイリーですが、
まさかの最愛の恋人サラちゃんには伝えてなかったという所業wwwww
いいよいいよー。それでこそサリンジャー家だ!自分のことしか考えてない!w
サラはサラで人づてにベイリーの進学先を知ったものだから大激怒ですよ。
なんで恋人には言わないで平気でいられるのw
知人には気軽に「ボストン行き決定~」って言ってたのにw
でも正直サラと付き合って何ヶ月?3ヶ月くらいか?
それで「進学先変えて!」って言われたも・・さすがのサラちゃんでも難しいよね。
ずっと行きたかった進路先だしね。
それでもベイリーは進路を変える決意をしますが、今回実母の件で色々学んだサラ。
ベイリーがちゃんと自分の元に戻ってくることを祈って、ベイリーの進学を許すことにしました。
日本だと遠距離恋愛は普通ですが、アメリカだと大陸が大きすぎて別れ一択なイメージですよね。
ゲスト出演者
ジェイコブ・ゴードン役 キャロル・オコナー
サリンジャー一家の母方の祖父、ジェイコブを演じたのはキャロル・オコナー。
1924年8月2日ニューヨーク市マンハッタン出身。
主に西部劇や戦争映画に出演しているが、
代表作はシットコムドラマ「オール・イン・ザ・ファミリー」の主人公アーチー・バンカー役で有名。
1971年から1979年まで主人公を演じ、206エピソードに出演している。
この役ではエミー賞、ゴールデングローブ賞、それぞれで主演男優賞を受賞。
番組終了後はスピンオフ作品である「アーチー・バンカーズ・プレイス」に1979年から1983年まで全97エピソードに出演。
1988年には1967年公開の映画「夜の大捜査線」のドラマ版に出演。1995年まで続くヒット作となった。
2001年、心筋梗塞のため死去。
今回の一言
今回、去っていく者がふたり。サラの母とジェイコブ。
ふたりはそれぞれ大事なものを子供たちに託しましたが、戻ってくることはあるのでしょうか?