【ブランドン・ラウス出演回】コールドケース迷宮事件簿 第7話「ドラッグクイーン(A Time to Hate)」の感想、挿入歌リストなど

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コールドケース 第7話「ドラッグクイーン(A Time to Hate)」
米国放送日:2003年11月16日
監督:デラン・サラフィアン

目次

簡単なあらすじ

ヘレンという女性がリリーの元へやってくる。
息子さんがゲイタウンで有名なクイーンヴィレッジで殺害されたが、
当時彼がゲイだという事実を受け入れられず、ヘレンは未解決を許していた。
しかし自分の余命を考え、やはり息子の死の真相を知りたいと再捜査を依頼してくる。

今回の事件

1964年9月12日 (個別の箱に当時の証拠が入ってないほど雑に扱われていた)

名門大学生のダニエルがゲイコミュニティで有名なクイーンヴィレッジで遺体で発見される。
遺体には鈍器で殴られた跡があり、通りすがりの犯行とみられ、再捜査に乗り出すも当時の担当刑事は既に他界。
当時の証言も3件のみという絶望的な状態だった。

当時関わっていた人物たち(※ネタバレ含みます)

ネタバレになるのでご注意ください。

デボラ

ダニエルの当時の恋人で現在は産婦人科医。
ダニエルとハンクがキスしているところを目撃してしまい破局。しかしその後友人となる。

ハンク・フィリップス(ヘンリー・フィリップス)

ダニエルの当時の恋人で法学部の大学生。現在は判事。
ゲイバーである“ハッシュルーム”の経営者にゆすられていた。
過去も現在もゲイであることはカミングアウトしていない。

ティンカーベル(ジョージ・ポーク)

ドラッグクイーンで元軍人。
暴行された際乳首を失った。退役軍人病院で治療を受けたこともある。
地元のチンピラのティミー・オブライエンから暴行を受けたことがあり、部屋の番号まで覚えてる。

ティミー・オブライエン

地元のチンピラで、ティンカーベルをはじめとしたドラッグクイーンを暴行していた。

ポール・ネルソン

フィラデルフィア市警の巡査。
1964年当時は新人で、上司は汚職やゲイへの暴行を繰り返していたルッソ警部。
ルッソはフィラデルフィア市警で密かに語り継がれている市警の汚点。

犯人&犯行

がっつりネタバレになります!!!

ダニエルが恋人のハンクと口論後、ゲイバーハッシュルームへと向かうが、
タイミング悪くフィラデルフィア市警のがさ入れが始まった。
外へ逃げだしたあと、ティミーをはじめとするチンピラに囲まれる。
ダニエルは逃げもせず、持っていたバットで反撃するもチンピラたちに集団リンチを受け死亡。

第7話「ドラッグクイーン(A Time to Hate)」の感想

録画ミスの女王

感想にはネタバレがありますのでご注意ください。

1960年代のゲイの立場

今回は昔のゲイの立場がどんなものだったのかわかる回でした。
今回の被害者、ダニエルは恋人のハンクとは違い、自分自身を隠さずに生きたいという葛藤の末、
一人でチンピラに立ち向かってしまったため命を落としてしまいました。

昔のゲイの立場がどんなものか、この回のコールドケースだけではなく、いろんなドラマや映画でも描かれてる通り。
しかしこの時代にドラッグクイーンをしていたティンカーベルは強い。
ゲイバーでは最高にイケイケである。
そして年老いてもワンピース姿で現れちゃう強くて可愛らしいおじいちゃん。
自分を暴行してきたチンピラの名前と部屋の番号まで覚えてる。そんな根に持つ姿も最高でした。

今でこそ女装家、ゲイ、バイセクシャルの方々が自分自身を発信できる世の中になってきたけれど、
こういう世の中になったのも、過去にティンカーベルのような自分を隠さず表現する方々がいたからなのでしょう。
そしてティンカーベルと同じように、自分を隠さずにありのままで生きたかったダニーを思うと・・・切ないです。

しかし今回のタイトルも「ドラッグクイーン」とストレートなタイトルだけど、
別に被害者や犯人がドラッグクイーンではないし、何をもってドラッグクイーンというタイトルにしようと思ったのか。
きっとティンカーベルが気に入ったんだな。ああもう、そうに違いないw

ゲスト出演者

ハンク・フィリップス役 : ブランドン・ラウス

今回被害者ダニエルの恋人だったハンクを演じたのはブランドン・ラウス。
1979年10月9日生まれ。

彼の代表作はなんといっても「スーパーマン/リターンズ」でのクラーク・ケント役。

私はスーパーマンが大好きなので、劇場で観た映画です。
ただ興行成績が配給の思う通りにいかなかったため、続編は白紙。
クラークの役を演じるとそのイメージがこびりついてなかなか演じる人が見つからないなんて話もあるのに、
興行成績も悪くないのに続編白紙は可哀想すぎる・・・。

と、話はそれましたが、、
今回は脇役。顔は似てるなと思ったけど、まさかブランドンご本人だったとは驚きました。
この役から3年後にクラーク役ですもんね~。
海外ドラマは脇役がいきなりスターになったなんてこともあるので夢がありますね~。

映画だけではなく、海外ドラマでも活躍を広げています。
「CHUCK/チャック」「ARROW/アロー」などに出演。
プライベートでは女優のコートニー・フォードと結婚し、2012年には男児が誕生している。

1964年

今回の年代は1964年。
1964年はケネディ大統領暗殺や東京オリンピックが開催された年。
日本では海外旅行の自由化が始まり、まさにノリに乗ってる状態ですね。
あのかっぱえびせんもこの年に誕生しています。

1964年に公開された映画

クレオパトラ



シャレード



アカデミー賞受賞作品「マイ・フェア・レディ



挿入歌

デボラが友達と結婚の話をしてるシーン

Betty Everett – It’s In His Kiss (The Shoop Shoop Song)

キャリスタ・フロックハート主演の「アリーmy Love」でもおなじみの曲。
1964年のBillboard Hot 100では第6位を記録。

ダニーがハッシュルームでバーテンダーのトニーと話をしてるシーン

The Shangri-Las – Remember (Walkin’ In The Sand)

ハッシュルームへのガサ入れシーン

Gene Pitney – Town Without Pity

ダニーの両親がダニーのアパートでハンクと会うシーン

Dean Martin – You’re Nobody ‘Til Somebody Loves You

ダニーとハンクが中華料理を投げつけれらるシーン

Dionne Warwick – Anyone Who Had a Heart

ラストシーン使用曲

The Byrds – Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is a Season)


今回のラストシーンの曲はThe Byrdsの「Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is a Season)
アメリカ・カリフォルニア州のフォークロック・カントリーロックバンドThe Byrdsが1965年に発表した楽曲で、
『旧約聖書』の「コヘレトの言葉(伝道の書)」3章を元に作った曲。
アルバムに先駆けてシングル発売されたこの曲は、ビルボードホット100で見事1位を記録。

コールドケースに使用されたエンディング曲をまとめたプレイリストをAmazon Musicに作りました。

今回の一言

録画ミスの女王

ティンカーベル探してる時のヴェラとジェフリーズの電話内容が過激でおもしろかったな~。

次の回、第8話「蝶々(Fly Away)」の感想はこちら

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