【コールドケース迷宮事件簿】 リリー・ラッシュ役 キャスリン・モリス＆吹き替え担当 田中敦子さん

フィラデルフィア市警のリリー・ラッシュ。
殺人課所属だが、徐々に未解決事件専門となる。
相棒はクリス・ラッシングだったが、糖尿病持ちのため時間を気にせず常に働く未解決専門は体に合わず異動。
その後はスコッティ・バレンズと共にタッグを組み、未解決事件に向き合っている。

プライベートでは検事と付き合ったりしているが、仕事人間のためプライベートより仕事を優先。そのため揉めることも。
幼少期はシングルマザーの母親に育てられたため、子供時代は苦労が多く、トラウマを抱えながら刑事となった。
実は妹もいる。

リリー・ラッシュ役 キャスリン・モリス

プロフィール

生年月日：1969年1月28日

出身：アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ生まれ。

星座：水瓶座

身長：約170cm

瞳の色：ブルー

AXNのインタビューで確か北欧系だと語っていた記憶・・・。

実はゴスペル一家育ち

金髪の青い瞳を持ち、小顔でキュートな笑顔を持つキャスリン。
日本人好みの白人さんのイメージですが、実はおもしろい経歴な一家で育っています。

彼女の父親は聖書学者、母親は保険代理店に勤めていました。
きょうだいは5人（！）6歳までコネチカット州ウィンザーロックスで育ち、
家族で「Morris Code」というゴスペルグループを結成。
キャスリンが6歳～17歳まで家族と共にフォルクスワーゲンのワゴンに乗ってアメリカ中西部～南東部を旅しながら育ちました。

アメリカを旅してまわるユニークな育ちのためか、彼女は本当にキュートで、
AXNで知花くららさんがキャスリンのインタビューをしていた際には
なんとコールドケースに出てくる白い段ボールに落書き（蓋をすると隠れる位置）をしてくれたり、サービス精神旺盛で本当に可愛かったです！

日本ではモデルとして活躍

キャスリンは高校で演劇を学んだあと、実は日本でモデルとして活動したことがあります！
当時は名古屋に住んでおり、初めての演技の仕事がミュージカル「グリース」をイメージした日本のミュージックビデオの撮影でした。
しかしその仕事に向かう最中にひき逃げに遭ってしまいます。
なんとか仕事には間に合い、ビデオ撮影を終えたキャスリンはその時「女優になる」と覚悟を決めたのだとか！

アメリカに戻り女優として活躍

1990年代初頭にキャスリンはコールドケースの舞台でもあるフィラデルフィアでふたつの大学に通います（Northeastern Christian Collegeとテンプル大学）

日本ではモデル業、そしてミュージックビデオに出演などの活躍をしましたが、アメリカでの最初の女優としての仕事はテレビ映画の「ロング・ロード／遥かなる旅路」
その後も小さな脇役を演じ、1997年にジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」に精神病患者役で出演。
その後テレビドラマ「Pensacola: Wings of Gold」に1シーズンレギュラー出演。

2000年代に入るとスピルバーグ監督に気に入られたのか「マイノリティリポート」＆「A.I」に立て続けに出演。
他に「ペイチェック」などの話題作に続々出演します。
その成果もあってか2003年「コールドケース迷宮事件簿」で主役の座を射止め、テレビスターの仲間入り。

現在は双子のママ！

2013年、44歳の時に双子の赤ちゃんを出産。名前はロッコとジェイムソン。
父親は2010年から交際しているジョニー・メスナー。結婚はせずにパートナー関係を続けていました。
二人はコールドケースファイナルシーズンで共演したのが出会い。
現在は破局しているためキャスリンはシングルマザーとして奮闘。

元々キャスリンは多くの女性と同じようにキャリアを優先させていました。
子供を持つということは人生プランにはなかったそうです。
コーヒーをたくさん飲んで夜遅くまで働き、世界中を旅してキャリアを重ね、テレビドラマ女優として大成功。
ドラマで共演する子役たちにまるで叔母のような気持ちを抱いていたそうです。
キャリアを極めたキャスリンは母親になりたいという夢を抱き始めます。
そしてジョニーに出会い、双子を授かることができたのです。

双子の息子たちの自閉症が発覚

44歳で双子を出産したキャスリン。
高齢出産＆双子ということで想像するだけで大変だったと思います。
出産から18か月後に息子さんたちの自閉症の症状が出てきてキャスリンを悩ませることに。
双子の息子さんたちは言葉を話さない、眠らない、音などに敏感な過敏症、攻撃性、筋肉が弱く椅子に座れないなどなど・・・沢山の症状が現れていたようです。

色んなことが双子分一気にキャスリンに押し寄せてきたと思うと涙が出ます・・。
そして息子さんたちが3歳の時に正式に自閉症スペクトラム障害と診断。ショックは計り知れなかったといいます。

しかし自閉症スペクトラム障害を支援してくれる団体を紹介され、参加を決意。
通っているうちに双子ちゃんたちの症状は良くなり、全くしゃべらなかった息子ちゃんたちが「ママ、愛してるよ」と言ってくれたそうです（涙）

自閉症児を抱えた親を支援

出産後から女優業を控えているキャスリンは現在シングルマザーとして子育てに奮闘中。
ある日公園で出会ったパパさんに
「コールドケースの人ですよね？あのドラマ大好きだったのに終了してからテレビで姿を見なくなったね」と言われたそうです。
キャスリンは公園で転げ落ちてる息子たちを見ながら「そう、これが今私がやってることよ」と母親業をしていることを伝えたとか。

キャスリンは自閉症の双子を育てた経験を活かし、自分でThe Savansという自閉症スペクトラム障害児を持った親たちのための支援コミュニティを立ち上げました。

キャスリン・モリスの過去の出演作まとめ

「恋愛小説家（1997）」

「ラスト・キャッスル（2001）」

「A.I.（2001）」

「マイノリティ・リポート（2002）」

「マインドハンター（2004）」

「サミュエル・L・ジャクソン in ザ・チャンプ 伝説のファイター（2007）」

「パーフェクト・ガイ（2015）」

「COLONY／コロニー（2016）」

「レヴェリー 仮想世界の交渉人（2018）」

「ザ・ダート　モトリー・クルー自伝（2019）」

リリー・ラッシュ役 日本語吹き替え版：田中敦子

殺人課の女性刑事リリー・ラッシュを演じているのは田中敦子さん。

田中敦子さんと言えば海外ドラマの常連声優ですが、やはりアニメ「攻殻機動隊」の草薙素子役が一番ピンときますね！

とにかく格好いい女上司な役柄がとってもお似合いで素敵です！！

海外ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」ではブランドンの大学時代の恋人トレーシー・ゲイリアンや、ディランの妻トニー役も演じていました。

この時は可愛らしい美女系の役柄がメインで演じていましたね。
ビバヒルはとにかく登場人物のガールフレンドがとっかえひっかえで出ていたので、声優さん使いまわしが頻繁に見られて、「あ！またあの声優さんだ！」と耳が鍛え上げられた思い出がありますｗ

また大人気コメディドラマ「フレンズ」ではメインキャラクターのひとり、フィービー・ブッフェ役を演じました。
コールドケースのリリー・ラッシュや草薙素子さんと比べるとかなりぶっ飛んだキャラクターを見事に演じ切りましたね。

田中敦子さんが吹き替えをしているドラマ＆映画のまとめ

「ER 緊急救命室」（アンナ・デル・アミコ役）」

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY（ジョーン・ワトソン役）」

「ふたりは最高!ダーマ&グレッグ（グレッチェン役 演じたのはクロウディア・シファー）」

「トイ・ストーリー（ドーリー役）」