サンフランシスコの空の下(Party of Five) シーズン1フィナーレ 第22話
「サリンジャー家の旅立ち(The Ides of March)」
米国放送日:1995年3月15日
監督:Ellen S. Pressman
シーズンファイナルである第22話の監督はEllen S. Pressman。
シーズン1では第6話「父親の存在」第13話「チャーリーのプロポーズ」第18話「忘れられたバースデー」でエピソード監督を担当。
簡単なあらすじ
ロスの元に赤ちゃんがやってくることになった。
みんなで大喜びする中、ジルとベイリーは妊娠検査薬を試す事態になっていた。
第22話「サリンジャー家の旅立ち(The Ides of March)」の感想(※ネタバレあり)
ネタバレあります。ご注意ください。
長男チャーリーの状況
カースティンが犬アレルギーを発症し、どうするか考える中、ベイリーの彼女であるジルが亡くなってしまう。
いつ何が起こるかわからないと感じたチャーリーは再びカースティンにプロポーズすることに決める。
次男ベイリーの状況
生理が来ないジル。ふたりで妊娠検査薬を試す。結果は陰性でふたりで陽気な気分に。
二人の関係は良好で、ある日ベイリーがジルに電話すると母親が出る。
なんとジルはコカインを使用し亡くなったというのだ。呆然とするベイリーはジルの葬式にも出ず、自暴自棄になる。
長女ジュリアの状況
ジルの兄であるグリフィンが気になったジュリア。なんとか彼の気持ちに寄りそおうとするが怒りを買ってしまう。
ある日、ジルが買おうとしていたジャケットがまだ古着屋に売っていたため、ジュリアはジャケットをグリフィンにプレゼントする。
次女クローディアの状況
ジルの死に動揺してしまうクローディア。そんなクローディアを連れ出してくれたのはカースティン。
ロスの元に来る赤ちゃんを見に行ったりして気持ちを落ち着かせる。
ジルが亡くなる
ベイリーの彼女ジルがまさか亡くなってしまうとは・・・。
前から危なっかしい子だったけど、やはり更生はできてなかったんだね。
彼女の心に何があったんだろう。ベイリーと関係はうまく行ってるはずなのに、コカインに手を出してしまった。
なぜこのタイミングで?
冒頭から生理が来なくて二人で妊娠検査薬を試していたけど、この事態に密かに動揺して手を出してしまったのかな?
まだ子どもだし、自分の感情をコントロールできない16歳であんな派手に簡単に性関係を持つべき子ではないんだよね。
メンタルが安定してないんだもん。
特に女の子は妊娠したら生活がガラっと変わってしまうし、体も変わっていく。
まさに人生が変わってしまうのだから、ベイリーも安易にセックスばっかしてんじゃないよって思ってしまった。
プレイボーイのチャーリーでさえ「おまえまだ16だぞ!?」って怒ってたくらいだし。
あの妊娠検査で2人は気持ちを入れ替えてくれる感じなのかな?と思ったらまさかの死。
自分の母親とも関係がうまく行ってない寂しさも相まって、妊娠もしてなかったということで実はショックだったとか?それは深読みにしろ、彼女が求めるものは最後までよくわからなかった。
同じような派手女子であるニーナのほうがまだしっかりしてるよね・・・。
今度はベイリーのメンタルが不安定に
最愛の恋人ジルが亡くなってしまったことで、今度はベイリーのメンタルが・・・。
最初は現実と受け入れられず呆然としていたベイリーだけど、どんどん感情が爆発していくさまを見るのはつらかった。
カースティンに恋してたときのベイリーはとても可愛い高校生だったのに。。
飲酒運転までしてしまうなんて・・・。
やはりベイリーは普段は優しくていい子だけど、感情を揺さぶられるとバカなことをしてしまう。。
まさにビバヒルのデヴィッド坊やなのよ!!
16歳で既に飲酒運転とか・・・もうベイリーはアルコール依存症になる未来が見える・・見えるぞ!
でもベイリーは幸せ者だよ。ウィルという親友がいるんだから!
ただ仲が良いだけじゃなく、間違った道を歩みそうになったらちゃんと止めてくれて、見守ってくれるんだから!
家族以上に家族だと思う。
ゲイで親になるというハードル
今回は甘いマスクのロスが親になるというびっくりエピソードも!
しかしゲイだという理由で白紙になりました。
今はゲイカップルの親はよく見るけど、90年代だとまだまだ難しい問題だったのでしょう。
しかしここでジルを失い、冒頭では妊娠検査を見守っていたベイリーが里親制度の担当者を説得。
無事にロスは父親となったのでした(シングルファーザー?)
亡くなる命と新しい命の誕生。
ベイリーがどうか赤ちゃんを抱っこして少しでも癒されていますように・・・。
ちなみにゲイカップルに育てられた子が親に普通の夫婦を演じて欲しいと頼み込むコメディ映画「バードケージ」は1996年3月の映画でした。このドラマより約1年後ですね。
これからのエピソードで父親として子育てに奮闘するロスが見れたら良いな~!
そしてお迎えされた赤ちゃんは本当に小さかったな~!
チャーリー×カースティン
今回ジルが亡くなったことで、サリンジャー家のメンバーもそれぞれショックを受けてしまいます。
「人はいつ亡くなるかわからない」
両親の事故でもこのことを経験してきたサリンジャーたちはシーズン2以降どのような人生を歩んでいくのでしょうか?
チャーリーとカースティンはシーズンファイナルでまたまたプロポーズですw
もうこの二人夫婦漫才化している。
でも今回はまさかのカースティンから!
なんだかんだでカーティンはチャーリーが大好きなんだな~。
シーズン初期からお互いに惹かれあって即行浮気してプロポーズして破棄して・・・って色々あった二人w
なんだかシーズン2以降はこの夫婦漫才が癒し要員になるのではないかと・・・思ったりして・・・。
とりあえず無事に結婚できるといいですね!(そこからだよまったく)
ゲスト出演者
グリフィン・ホルブルック役 ジェームズ・マースデン
今回、ジルの兄であるグリフィン・ホルブルックを演じたのはジェームズ・マースデン。
1973年9月18日オクラホマ州出身。
「アリーmy Love」や映画「きみに読む物語」などで有名なジェームズ。
まだ無名時代の彼を拝める回はこの回だけ!
シーズン2以降もグリフィンは出演しますが、まさかの演じている人が交代されています!
個人的にジェームズは大好きで、顔も好みなのでずっと演じて欲しかったな。。
演技だけではなく、歌唱力も抜群で「アリーmy Love」の出演は彼の歌唱力を知ったデヴィッド・E・ケリーが即決したそう。
そしてこのドラマがきっかけでミュージカル映画「ヘアスプレー」にも出演が決定!
映画「幸せになるための27のドレス」では「ロズウェル~星の恋人たち~」のキャサリン・ハイグルと共演。
現在は映画もドラマも見事に演じ切るスターの地位を確立しています。
挿入歌
ジルの兄とベイリーが話すシーン
Ode to My Family
ラストシーン
Hold My Hand
今回の一言
クローディアの「大人はこどもの話を聞かないですぐ怒るでしょ」ってグサっときたw
シーズン2の感想はこちらへ