ラミ・マレックはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞しています。
クイーンのボーカルでインド育ちにコンプレックスを持っている青年。
スターにのし上がってからは自身のセクシャリティに戸惑いながらも、常に愛を探し求めている。
世界的なスーパースターのフレディ・マーキュリーを演じたのは、ラミ・マレック
フレディ・マーキュリー役 ラミ・マレック
正直、彼のルックスを初めて見たときは「え・・・これがフレディ?」と思ったのですが、
彼の演技を見て、彼がフレディ役になぜ選ばれたのか納得しました。
ただ単に入れ歯を入れて出っ歯にしてパフォーマンスを真似してっていうモノマネ合戦じゃない。
フレディのしぐさや喋り方を似せただけじゃない。フレディの可愛らしさ、愛おしさまで醸し出していたことに驚きました。
プロフィール
生年月日:1981年5月12日アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ
星座:牡牛座
身長:約171cm
瞳の色:ブルーグリーン
両親共にエジプト系
ラミは双子の兄弟がいます。お名前はサミ。
1999年にセレブが多いシャーマンオークスのノートルダム高校を卒業。クラスメイトはレイチェル・ビルソンだったとか!
その1年後にはキルスティン・ダンストが、3年後にはキャサリン・マクフィーがこの高校を卒業しています。
有名人には慣れているまさにセレブ高校ですね。
エバンズビル大学ではBFAを取得。
ラミが本格的に俳優活動をしたのは日本でも人気のある「ギルモア・ガールズ(2004年)」への出演から。
そこから順調に脇役で役をゲットしていき、テレビシリーズ「The War at Home」で隣人であるゲイ役を演じ人気を博します。
日本でも大人気の「24」にも出演。
テレビドラマでキャリアを積みながらも、同時に映画界にも進出。
ナイトミュージアムシリーズではエジプト国王アクメンラー役で出演。なんとこの役が初めての映画出演というから驚き。
ギルモアガールズの脇役出演は2004年、その2年後の2006年にはナイトミュージアムに出演しているのだから、すごく順調にキャリアを重ねているのがわかります!彼の実力はやはり本物なのでしょう!
2015年に放送されたラミの主演ドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』ではエミー賞主演男優賞を受賞している実力派俳優。
同作品でゴールデングローブにもノミネートされています。
ドラマでもエミー賞を。そして今作ではアカデミー賞受賞。
これからの活躍がますます期待される俳優なのは間違いないでしょう。
フレディ・マーキュリーの役作りは
ボヘミアン・ラプソディのフレディ役は2016年11月4日に正式に決定。
ラミは役が正式に決まる前からクイーンやフレディのパフォーマンスを研究し、
インタビュー嫌いで有名なフレディの貴重なインタビュー映像も徹底的に見て勉強していたそう。
研究の結果もあり、見事役を勝ち取ります。
フレディのパフォーマンスシーンでは最初、振付師が雇われていたそうですが、「彼の動きは振付じゃないんだよ」と意見を出し、モーショントレーナーと一緒に演じるフレディの動きを決めていったそう。
「カメラマンにも僕が次にどう動くのか、どこに行くのかさえ教えたくなかった」
と語っていますが、たしかにフレディは予測不可能な動きをして観客を魅了していましたね。
フレディの動きは振付じゃない。心から出る動きだって意見できるラミは素晴らしいですね。本当にフレディのことがわかってるようで、これくらい役作りに熱心だとファンも安心ですよね。
インド出身がコンプレックスだったというフレディと同じく、ラミは移民の子でした。
そのため感情移入も容易だったようです。厳格な親に育てられたフレディの将来の夢はミュージシャン、
ラミも俳優になりたいと親に打ち明けるときは胸が痛んだそう。
子供にはもっといい生活をしてほしいとの願いでアメリカに移住した両親のことを考えると、さぞ辛かったでしょうが、今の成功を見てご両親も喜んでることでしょう。
メアリー役のルーシー・ボイントンと交際
そしてラミはなんと現在、メアリー・オースティン役のルーシー・ボイントンと交際中!
撮影から盛り上がってしまったのでしょう!ファンにとっては嬉しいニュースですね。
こういうカップルってどうしてもすぐに破局を迎えてしまうイメージが多いですが、
The O.Cのレイチェル&アダムとか、One Tree Hillのチャド&ソフィアとかね。
2022年現在でも順調に交際中みたいですよ!コロナ渦でレッドカーペットなどのイベントが減ったため2020年~2021年は目撃情報が少なかったですが、現在でも破局報道がないので順調なようですね。
どうやら2023年に破局してしまったそうです。。ファンとしては悲しいですが、5年も付き合った素敵なカップルですね。
ちなみにラミがクイーンの中で一番好きな曲は「Somebody To Love」
フレディ・マーキュリー
クイーンのボーカルで「映画ボヘミアン・ラプソディ」の主人公。
フレディ・マーキュリーと言えば、口髭に白いタンクトップ姿のゲイというイメージが強いですが、デビュー当初はエキゾチックでちょっと王子様のような独特な雰囲気でした。
LGBTが普通になった現代ですが、当時はマスコミにひどい扱いをされてきましたね。
プロフィール
生年月日:1946年9月5日タンザニア/ザンジバル島ストーン・タウン生まれ
出生名はファルーク・バルサラ、クイーンに加入したのとほぼ同時期にフレディ・マーキュリーに改名。
星座:乙女座
身長:約177cm
瞳の色:ブラウン
ペルシア系インド人
作曲した主な代表曲:「ボヘミアン・ラプソディ」「輝ける7つの海」「キラー・クイーン」「Don’t Stop Me Now」
8歳の時、ボンベイ(現ムンバイ)のパンチガニにある全寮制英国式寄宿学校に通う。
7歳からピアノを習い始め、寄宿学校では既にバンドを組んでいる。
当時の友人談ではフレディはラジオで聴いた曲をすぐにピアノで弾いてしまうほどの能力を持っていたそう。
1963年にザンジバルへと戻り、家族と暮らし始めますが、ザンジバル革命のため一家はイングランドのミドルセックス州フェルサムへと移り住む。
フレディはアイルワース工業学校(現在のウェスト・テムズ・カレッジ)に入って芸術を学び、
その後イーリング・アートカレッジへ進み、芸術とグラフィック・デザインの修了証書を受け取っている。
彼の芸術的なセンスは生まれ持った才能もあるけど、ちゃんと学校で学んでいたのですね。クイーンはメンバー全員が高学歴な珍しいバンドで、フレディのセンスはクイーンのイメージ作りに大いに役立っていました。
クイーンのロゴデザインだけでなく、ファッションも担当。もちろん絵もとても上手です。
フレディは本名ファルーク・バルサラという名がロックに合わないとの理由で改名していますが、
マリリン・モンローのように自分自身をセルフプロデュースするセンスもあるのでしょうね。
古着屋を経営していた過去
クイーンとして売れる前は映画と同じく、ヒースロー国際空港で働いたり、ドラム担当のロジャーと一緒に古着屋を経営したこともありました。
フレディが気に入っていた服を勝手にロジャーが客に売ってしまうなんてエピソードもあります。
なんと可愛らしいおふたり。
フレディの恋愛関係
クイーンに加入する前から付き合っていた彼女は映画でも出てくるメアリー・オースティン。
彼女もアパレルショップの店員でしたね。なんとおしゃれなカップルでしょうか。
彼女はフレディの遺産のほとんどを相続しています。
フレディ自身「もし僕がゲイじゃなければ結婚していた人」と言っていたように、まさに遺産相続額が配偶者と同じくらいの金額だったようです。
それをあまりよく思わなかった(?)のがフレディの最後の恋人、ジム・ハットン。
彼はフレディが亡くなるまでの7年間恋人として過ごしました。
この7年間はジムの優しい愛に溢れた期間だったのだと信じたいですね。
実際ジムは弱っていくフレディを見捨てず、介護も引き受けていたし、HIVをうつされても、フレディには言わなかったそうです(´;ω;`)
1991年11月24日 、HIV感染合併症によるニューモシスチス肺炎のためフレディは45歳の若さで死去。
1990年ジム・ハットンはHIVに感染していましたが、2010年1月1日に肺がんのため死去しています。
あともう少し感染が遅れていたら、フレディも良いお薬に出会えていたのかなと思うとやるせないですね。
親日家のフレディ
優しいパートナー、ジムを連れてお忍びで日本にも遊びに来ていたフレディは大の親日家であり、新宿二丁目にあるゲイバー(九州男)にも通っていました。
映画の中でも日本のものが溢れている家に住んでいましたが、実際のフレディの家には日本の骨董品が沢山あったそうですよ。
わざわざ日本から庭師を呼んで日本庭園を造ったそうで、庭には桜の木や鯉がいる池もあったそう。
それだけではなく、茶室まであるというのだから驚きです!
インターネットもなかった時代なのに日本の美術品にとても詳しかったと当時の日本人のボディガードさんや通訳さんが証言しています。
もし彼がまだ生きていたら、もっと日本で遊んで、日本語勉強して、今でもクイーンのメンバー引き連れて来日公演してくれてたのかな~。と思うと・・泣けてきますね(´;ω;`)フレディ爺ちゃん。。どんな爺ちゃんかな。自分貫いてて格好いいんだろうな。なんて考えてしまいます。
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